『営業利益率+5%を目指しませんか?』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆経営コラム 『営業利益率+5%を目指しませんか?』 …時には、増収をあきらめて、増益狙いに舵を取ることも必要です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■年商約5億円、営業利益約1,000万円(減価償却費 約1,500万円)の飲食業を経営しておられる社長様からご相談いただきました。 ◎〔社長様〕 「テナント出店の依頼を受けているので出店したいが、家賃が少々高めで損益分岐点ギリギリかも?」、 相談を名目に来所されておられますが、真意は「出店したいので背中を押してくれ」と言わんばかりです。 ○〔当事務所〕 「来年は、上手く行って年商5億7,000万円、営業利益1,000万円(現状維持)になりますね?」 少し意地の悪い質問をさせていただきました。 ○〔当事務所〕 「なぜ、利益が出そうもない出店(社長自身がそのようにおっしゃっています。)を目論むのですか?」 さらに、意地悪な質問をぶつけさせていただきました。 …中略… ●〔結論〕 空きテナントへの出店、SC(ショッピングセンター)からの持ち込み案件であるにもかかわらず、 当方の意向よりも家賃が高いため、大幅な条件変更をダメもとで提示して、先方からの回答を待つ。 提示条件以外であれば出店を止める、以後の条件交渉はしない…結論に落ち着きました。 ※自分自身で条件を決めて、家賃が■■万円以下なら出店する。1円オーバーしても出店しない。 この様に条件を決めて相手に判断を任せる方法もあります。 …中略… ◎〔社長様〕 「集中して使う食材▲▲を自前で調達できる仕組みを考えている。上手く行けば、新鮮な▲▲を安く調達できるようになる。」 ○〔当事務所〕 「コストダウンは金額換算でいくらぐらいになりそうですか?」 ◎〔社長様〕 「500万円~700万円ぐらいにはなりそうだ。」 ○〔当事務所〕 「相応な利益を積めますね。」 …中略… ○〔当事務所〕 「営業利益率は現在2%ですね。赤字店舗もありますね。」 ◎〔社長様〕 「そうですね。」 ○〔当事務所〕 「赤字店舗、黒字化を目指すか、退店してはどうですか?いずれにしても目処付けしませんか?」 ◎〔社長様〕 「一店舗毎の見極めと対応が必要ですね。」 …中略… ●〔結論〕 魅力の無い新店舗の出店に経営資源を投入するよりも、品質向上とコストダウンが実現できそうな▲▲の内製化に注力する。 また、一店舗毎の店舗再構築を実施する。…この結論に至りました。 ※もちろん、やってみないとわかりませんが、これに注力する方がより前向きです。 ◎〔社長様〕 「売上を積み上げること、店数を増やすことのみに長年邁進してきました。この新店についても、 何とか出店したいとの想いのみで、冷静な判断を欠いていました。」後日このような言葉をいただきました。 ■時には、増収をあきらめて、増益狙いに舵を取ることも必要です。 売上高は確かに重要です。否定するつもりはありません。ただ、それにも程度加減があります。 長期間、とにかく売上至上主義で、我武者羅に売上高のみを追いかけ続けることは間違えです。 この様な状況の会社様は少なくありません。一度立ち止まってもらいたいと思っています。 一旦、売上高を増やすことを止めて、売上の中身の見直しを行ってください。 増収を長年続けてきた会社様の場合、大幅な増益に転じることもあります。

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